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【意志疎通の謎編】

「できた」
「ん、…、…、…、…うん、合格。日本語に関してはもう問題ないね。 ここまできたら知識は自分で吸収できるよ」
「太一、俺が飛鳥で話してた言葉って現代語と全然違うんだがなんで通じてたんだ?」
「ああ、博士のガラクタの中に、異文化言語の理解を助けるものがあったんだよ。 聞いた言語を、話者の使用語に最適な形で自動変換・翻訳してくれるっていう」
「はー、あのジジィもやるなあ」
「ガラクタって言ったでしょ?今も昔も使ってるのは博士が原型を作って、僕が改良したやつだよ」
「ーーーーーーーお前が?」
「うん。それがどうかした?」
「お前あの頃いくつだった」
「小学校3年だから、9か10か…じゃない?」
「〜〜〜〜〜〜〜…!!!!」
「あれは閃きの問題だよ。基本的なシステムさえ組み上がればそう難しくない。 タイムマシンのほうが大変だよ、なんで翻訳機が作れないのにタイムマシンは作れるのか、 博士の頭はさっぱりわからない」
「いや、なんというか、お前すごいな…」
「?褒めてくれてるの」
「まぁ…」
「じゃあこっちのほうがいいなぁ」
「ちょっ、たいち…!ひぁ!」


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会話だけって楽しいですね。
ちなみに太一のいうこっち、はHUGですから。残念。





2010/02/16